2012/02/21

30人31脚に出たときの話 ~其の一~ 四年生編

以前やっていたエッセイ的なブログにも書いた気がするが、とりあえずちゃんと書きたくなったので書いてみる。

僕が通っていた小学校の僕のクラスは30人31脚の大会に3年連続で出ている。
勿論クラスと言っても1クラスしかなかったので同じ小学校の同級生はほぼ全員出ていることになるわけだが…。

初めて出たのは小学校4年生。

当時担任だったY先生はブラジル帰りの真っ黒な男だった。
毎日必ず10kmだか20Kmだか走っていたらしい。
現在どこかの小学校の校長をしてるとか…出世したんやねぇ。
まぁ熱血な感じで爽やかないい先生だった。

そもそも30人31脚に出るには先生の承認がないと絶対無理
夏休みはほとんど毎日練習するわけで、学校が終わっても練習に付き合うわけで。
ありがたいことにこのY先生が承認してくれたからこそ翌年翌々年と出場するのにも先生の障害もなかったように感じる。

練習は記憶も曖昧なのだが、ペアでやり始めて徐々に人数増やしていくみたいな感じだった気がする。
大会に出ているのはほとんど6年生。
まずは完走が目標。

大会の会場は当時地元に新しく出来た小松ドーム。

当日は30人31脚もやっていたのだがその隣でミニ四駆のジャパンカップ(小学生の僕らにとっては憧れだった)をやっていた。
ミニ四ファイターもいる…。

走りにきたのにミニ四駆のクイズ大会に夢中になってあとから女子と先生にこっぴどく怒られたのを覚えている…。

ちなみに僕らの小学校は34人くらいだったのだが、そのうち男子は8人という恐るべき比率で毎日生活していた。

今思えば男子だけで遊ぶってほとんどなかった気がするなぁ。
幼いながらも恋が芽生えたりすると若干面倒なことになったりもするのだが…。
それは今でも同じか。

と話が逸れたが、無事この初めての大会では完走。
タイムは確か13秒17とかそんな感じだったように思う。

今まだ30人31脚の大会をやってるのかは知らないが、数年前に見たときは9秒台なんかがゴロゴロいてビックリしたのを覚えている。
でも僕らの小学校は、何クラスもある中から足の速い子ばかりを集めたチームでもないし、4年生ということを考えればまずまずといったところではなかろうか。

それとルールが昔と今とでは違った。並んで走ってるとどうしても斜めになってしまったりでその中でも0.何秒かの誤差が出たりする。場合によってはたぶん1秒以上もあると思う。

僕らのときは最後の人がゴールしたのがタイムだった。
数年前見たときは最初の人がゴールすればそれがタイムになるようになっていた。

なにはともあれ当初の目標だった完走は出来た。上の大会には行けなかったので4年生での30人31脚の話はおしまい。


不思議なことに一人で走るより30人で走ったほうが速くなったりすることがあった。
10歳くらいの本当に足が遅い子は14、5秒かかったりしていた気がした。
本気じゃなかっただけかもしれないが…。

あの年頃の子供の結束力には恐ろしいものがある。
後にも先にも僕はこの30人31脚の頃の『やろうぜ!』みたいな気持ちを超えたことがない気がする。

近いものは勿論あったのだが。

今、そんな気持ちを思い出したり、今でもそうありたい、あの頃のような気持ちでいろんなことができたら。
と少し思っている自分が心のどこかにいたりして。

だからこそ記憶を辿りながら今になって14年も前のことを書いてみようと思ったというのもあるのだが。

かなり長くなりそうなので5年生、6年生編に続くということで。

読んでくれてありがとう。



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