2016/05/22

音楽 な話

ずいぶんご無沙汰してしまいました。
いざ生活が始まるとなかなかブログを更新できない私。笑

なんか最近facebookで音楽の記事を良く見かけるのでたまには書いてみようかな~と。
ちょいと長くなりますが、、、、笑

僕は石川県は小松の結構田舎のほうの生まれなんですが、最初はベースやろうと思って音楽を始めたのですな。
んで幼馴染の最近日本帰ったとき一緒にライブとかもやってるくさくんという男がいるのですが、くさくんの父がギターやってた人で、いろいろ教えてもらったりしてまずはギターから始めた。
最初ってチューニングがどうとかそういうのすらわからなくて、音叉使って音が合ってるのかどうかもわからない。
んで家も近所だったけど、なかなかのめりこめず、その間にくさくんはどんどん上手くなっていくわけですよ。最初に練習したの二人してコードでサザエさんw

そしたらくさくんの父が『てかエレクトーン習ってたんやからキーボードやればいいやん』と。

!!!!

なるほどその手があったか!!
ということでキーボードを始めたわけ。これは感謝ですね、今でも本当に。

4歳から中学に入学するまでエレクトーン習ってたんだけど、もう嫌いで嫌いで。。。
本当に大嫌いだった。

レッスンが土曜の6時??かなだったんだけど5時ごろには家に帰らなきゃいけないし、練習はしたくないし、何より友達と遊んでる中、エレクトーン教室があるからと言って一人帰らなきゃいけないのが嫌だった。

んでその大嫌いな鍵盤楽器をまたやることになったのが中学2年のころ。
このころはとにかく文化祭でやる曲の練習ばかりしてた、たった一曲だったけど、シンセでもともとあるループを少し弄ってドラゴンアッシュの曲をやりました。懐かしい。。


高校生の時もライブはやってたけど、本当に本気で音楽と向き合い始めたなと感じたのは19歳くらい。

音楽の専門学校に通っていたのだけど、なかなか本当にこれ!!というのが見つからずどうなっていくんやろうなぁとただ音楽は続けていきたいと漠然と思っていた。

そこでたまたまニューオーリンズの音楽を聴く機会があって、聴き始めたらドンピシャすぎてどんどんはまっていって。
あの明るい感じ、コロコロ転がるピアノに憧れられずにはいられなかった。

そのころ今の師匠の為人さんに会って、坊やとしてたぶん3年から4年くらいついていろんなライブに連れて行ってもらってた。

最初坊ややらせてくださいっていうのめちゃくちゃ緊張したけど本当にいろんなこと経験させてもらったし、大御所の素晴らしい先輩方の演奏聴けたり、
そのつながりの紹介もあって一時期深町純さんのお店で簡易PAみたいなのもやらせて頂いたり、深町さん本人ともお話しさせてもらったり演奏聞かせてもらったり、なんだかただただ有り難かった。
この坊や時代は本当に何事にも代えがたい素晴らしい体験をたくさんさせてもらいました。

僕がどうしても一度ニューオーリンズの地を踏みたくて、一か月アメリカ行ってきますって師匠に言ったら『そろそろ坊やめて自分のことやりなさい』と言われ自分のバンドだったりサポートだったりイベントやったり。
本当に素敵なミュージシャンに恵まれ、至らないところも多々あったと思うけど、こちらのほうでも何事にも代えがたい素敵な時間をもらいました。

ライブハウスの方々にもいろいろお世話になりました。
お客さんあまり呼べなくて本当に迷惑かけたり、落ち込んだり。


そしてカナダに行く前、ちょうどるなさんの個展があったのだけどそこでアルバム作ってみないかという話があり、絵から音楽をという初めての試みで自分の本当に内側と向き合うことが出来て、どんどんジャンルなんかも変わっていった。
どんなジャンルの音楽??って聞かれるといつも言葉に詰まるんだけど、笑

今まだベルリンではライブはしてないけど、本当にいい意味で自分と音楽と向き合えている気がします。
これからどうなっていくのか、全然想像は出来ないけど、楽しいとか興味のあることに素直にやっていきたいなと思う。

何かを人に与えたいなんてこれっぽちも思っていない、自分の曲で元気になってもらいたいとか、そんなことは全く考えていない。
昔はそういう風におもってやっていた時もあったんだけど、ある日を境になくなった。
結果的に何か元気を与えたり、力になったりってあるとは思うんだけど、そういうのが最初に来ちゃうとなんだか違うと僕は感じる。
音楽の力は信じてるけど、音楽を使って何か影響を与えようとしている音楽はその時点で音楽じゃなくなってしまっていると感じる。あくまで個人的にですが。

ただただ自分がやっている音楽に誰かが何かほんの少しでも感じてくれたらそこで僕の音楽は完成です。たとえそれがどんな感情でも。
なので曲の説明は嫌いです。笑
ありがたくも、もし僕の音楽を聴いて頂けるのなら、どうぞ好きに聴いて頂きたい、僕なりにコンセプトだったりはあるけど、十人十色だし、人それぞれ感じ方は絶対違うからたった一曲でも聴いてくれる人が増えたら何万通りにでも一曲が変化していく。
それが本当に素敵なことだなぁと。
自分の中だけでは完成しえないなと思っている。

長くなったけど、なんとなく普段漠然と考えてることをたまには文章にしてみようと思った。難しいやっぱり。笑

最後まで読んでくれた方、今までかかわらせていただいた全ての方にありがとう。
またよろしくお願いします。